しんきんねっととは?
【私たちの想い】
私たちは、脊髄性筋委縮症(SMA)・筋ジストロフィー等の障害をもち、出生前診断(着床前診断はその一種)に反対する当事者団体です。
2004年、日本産科婦人科学会は初めて着床前診断を承認しました。
それは、慶応大の“ デュシェンヌ型筋ジストロフィー ”のケースです。
これ以降も日本産科婦人科学会が表明した“ 重篤な障害に限り認める ”の意見のもと数々の承認がされてきました。
その後、2013年には新型出生前診断(NIPT)が国内でもおこなわれるようになりました。
私たちは、この出生前診断により「命の選別」をされる側である当事者の立場から反対し、様々な啓発活動を行っております。
どんなに重度の障害があっても、幸せな人生を送ることができます。
幸せの形は人それぞれであり、生まれる前から決めることなんて誰にもできないのです。
声のあげられない者を切り捨て、無かったことにする社会は冷たく、生きにくくなっていきます。
私たち当事者の声を聴いてください。
そして共に考えてください。
誰もが受けた生を喜び全うできる社会を目指し、歩みを続けていく所存です。
【私たちの取り組み】
●2004年
筋疾患ネットワーク準備会【当ネットワーク前身】
脊髄性筋萎縮症当事者数名のピアカウンセリング・サポートグループが母体で結成。
●2005年 11月
メーリングリストを立ち上げ、全国の仲間とダイレクトに情報交換が出来るようになり、名称を「神経筋疾患ネットワ
ーク」とする。
●2006年
mixiで繋がってSkypeで会議。札幌のセミナーに参加。
●2008年 5月
日本産科婦人科学会に要望書を提出
機関紙thinking time第1号発行※5号まで継続
●2008年 9月15日
第一回 着床前診断に反対するシンポジウムを開催(東京)
●2009年9月 5日
第二回 着床前診断に反対するシンポジウムを開催(京都)
●2010年11月21日
着床前診断に反対するワークショップ 同時二元中継 開催(両国KFCホール&京都 )
●2012年3月
書籍「でこぼこの宝物」 出版【キリン福祉財団助成】
●2012年
全国自立生活センター協議会(JIL)全国セミナー
着床前診断を考えるワークショップ
ロールプレイ(着床前診断を医師から迫られ悩む妻まよこと夫ふゆお、障がい児産んでほしくないふゆお母親の劇)/
グループディスカッション
●2014年9月
出生前診断を考えるワークショップなど、各地のCILなどで多数出前講座の依頼受け、 講師派遣
●2014年12月8日
Facebookで活動紹介、報告を開始
●2015年2月7日
PGS公開シンポジウム 参加 産科婦人科学会主催
●2016年7月21日
公開座談会in東京 「障害者とお医者さん」
●2017年4月23日
公開座談会in京都 「障害者とお医者さんとお母さん」
●2017年9月7日
記者レク DPI日本会議事務所にて
●2017年10月21日
公開座談会in東京 「障害者とお医者さんとお母さん」
●2018年10月5日
日本産科婦人科学会倫理委員会と話し合い
着床前診断の「重篤の定義」、新型出生前診断の一般診療化反対について
●2019年6月3日
人類遺伝学会 理事長にインタビュー
●2019年8月11日
新型出生前診断はだれのため? 参加
●2020年4月
新たに5名の運営メンバーが加わり現在も活動中。
勉強会チーム、イベントチーム、広報チームを構成し、 各チームごとに企画を進めながら月一回のオン
ラインを活用した運営会議を開催している。